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国内初の「子宮頸がん」ワクチンが年内発売の見込みだが、男性も無関係の話ではない。そもそもがん発症原因のウイルスは性交で感染。男性の陰茎がんや頭頸部がんとの関係も指摘されているからだ。
【「性活動する男性」の2人に1人が感染】
子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が原因ウイルスとされている。セックスする女性の大半は感染を経験しているのだが、100種類以上の型があり、中でも最もリスクが高いのは子宮頸がんの原因の70%を占める16型と18型。今回のワクチンはこの2つの型に対応したものだ。
「もちろん同型のHPVは性交を介して男性にも感染している。欧米では性活動している男性の半数は感染しているのではないかと見られています」と話すのは、獨協医科大学越谷病院・泌尿器科の小堀善友医師。
同医師が尿道炎の男性を調べたケースでは、約36%の割合で尿中に16型か18型のHPV遺伝子が確認できたという。
【包茎は注意】
これらの型のHPVが厄介なのは、男女共に感染しても無症状のところ。ただ、リスクが高くても感染した女性の9割は一過性でウイルスは2年以内に自然消滅。5年−10年持続して子宮頸がんを発症するのは年間1万人ほどだ。
では、感染した男性の性器にがんが発症することはないのか。
「亀頭などに発生する陰茎がんの罹患率は子宮頸がんに比べて極めて低く、ごくまれ。そのほとんどが完全に亀頭が出ない真性包茎のケース。原因はHPV感染と慢性的な刺激による炎症が半々といわれています」
【口の中も】
がん関与の疑いはそれだけではない。オーラルセックスによる口腔内粘膜への感染もある。
「口腔がん、舌がん、喉頭がんなどからもHPVが検出される場合があって一因とされる。が、どれだけリスクを高めるのかは今のところ不明です」
HPV検査は、女性は普通に行われているが、男性の場合には保険の適応になっておらず一般化されていない。つまり、予防対策は女性側に委ねるしかないのが現状なのだ。
「アジアでHPVワクチンが承認されていなかったのは、日本、中国、北朝鮮だけ。欧州ではほぼ全員の女性が接種をしていて、オーストリアでは男性でも10代の頃に受けている」という。
ワクチン接種はセックスを始める前の若い世代に受けるのが適切とされている。妻子がいるなら性教育の一環として考えておこう。
【「性活動する男性」の2人に1人が感染】
子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が原因ウイルスとされている。セックスする女性の大半は感染を経験しているのだが、100種類以上の型があり、中でも最もリスクが高いのは子宮頸がんの原因の70%を占める16型と18型。今回のワクチンはこの2つの型に対応したものだ。
「もちろん同型のHPVは性交を介して男性にも感染している。欧米では性活動している男性の半数は感染しているのではないかと見られています」と話すのは、獨協医科大学越谷病院・泌尿器科の小堀善友医師。
同医師が尿道炎の男性を調べたケースでは、約36%の割合で尿中に16型か18型のHPV遺伝子が確認できたという。
【包茎は注意】
これらの型のHPVが厄介なのは、男女共に感染しても無症状のところ。ただ、リスクが高くても感染した女性の9割は一過性でウイルスは2年以内に自然消滅。5年−10年持続して子宮頸がんを発症するのは年間1万人ほどだ。
では、感染した男性の性器にがんが発症することはないのか。
「亀頭などに発生する陰茎がんの罹患率は子宮頸がんに比べて極めて低く、ごくまれ。そのほとんどが完全に亀頭が出ない真性包茎のケース。原因はHPV感染と慢性的な刺激による炎症が半々といわれています」
【口の中も】
がん関与の疑いはそれだけではない。オーラルセックスによる口腔内粘膜への感染もある。
「口腔がん、舌がん、喉頭がんなどからもHPVが検出される場合があって一因とされる。が、どれだけリスクを高めるのかは今のところ不明です」
HPV検査は、女性は普通に行われているが、男性の場合には保険の適応になっておらず一般化されていない。つまり、予防対策は女性側に委ねるしかないのが現状なのだ。
「アジアでHPVワクチンが承認されていなかったのは、日本、中国、北朝鮮だけ。欧州ではほぼ全員の女性が接種をしていて、オーストリアでは男性でも10代の頃に受けている」という。
ワクチン接種はセックスを始める前の若い世代に受けるのが適切とされている。妻子がいるなら性教育の一環として考えておこう。
関節の激痛を引き起こす痛風の原因となる遺伝子の変異を、東京大、防衛医科大、東京薬科大などの研究グループが突き止めた。痛風患者の8割は、この遺伝子に変異があるという。予防法や新たな治療薬の開発につながることが期待される。4日付の米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に発表された。
痛風は、血液中の尿酸値が上昇し、体内で結晶化した尿酸が関節炎を引き起こす生活習慣病で、高血圧や心臓病、脳卒中のリスクも高くなる。
研究グループは、尿酸の排出にかかわっているとみられる遺伝子「ABCG2」の変異や発症リスクを詳しく解析。痛風や高尿酸血症患者の1割が持つ変異パターンでは、機能が4分の1以下に低下し、変異がない人に比べ、痛風の発症リスクは26倍に高まることが分かった。リスクが4倍や3倍になる別の変異パターンと合わせると、患者の8割は何らかの遺伝子変異を持っていた。
痛風は、血液中の尿酸値が上昇し、体内で結晶化した尿酸が関節炎を引き起こす生活習慣病で、高血圧や心臓病、脳卒中のリスクも高くなる。
研究グループは、尿酸の排出にかかわっているとみられる遺伝子「ABCG2」の変異や発症リスクを詳しく解析。痛風や高尿酸血症患者の1割が持つ変異パターンでは、機能が4分の1以下に低下し、変異がない人に比べ、痛風の発症リスクは26倍に高まることが分かった。リスクが4倍や3倍になる別の変異パターンと合わせると、患者の8割は何らかの遺伝子変異を持っていた。
ここ数年、ダイエットや筋力アップの近道として話題の加圧トレーニング。加圧しないトレーニングより短い時間で運動効果を実感できるため、途中で挫折せずに続けやすいというが実際はどうなのか。東京世田谷区の「加圧&パーソナルトレーニングスタジオTEAM8」でボディーメークを行う並川孝太さんに聞いた。
「確かにトレーニングの結果が早く出ることに間違いはありません。3月から指導している女性は、1回45分の全身トレーニングを週2回、4カ月続けたところ体重で11.6キロ、体脂肪率で11.3%減らすことに成功しました」と並川さん。
ほかにも体重が現状維持のままなかなか減らなかった人が2−3カ月で約2キロ落ちるなど、加圧トレーニングを行ったほぼ全員が体重減に成功しているという。
腕や太ももの付け根を適切な圧力で締め、血流を制限することで運動効果を増幅する加圧トレーニング。成長ホルモンが、普通の運動に比べてより多く分泌されるため基礎代謝の高い、太りにくい体質に変わっていく。カロリー制限によるダイエットにありがちなリバウンドに悩まされることも少ないという。
「気になる部位をピンポイントで落とすこともできます」と並川さん。「TEAM8」では、一人一人の体質にあったプログラムによるマンツーマン指導が好評だという。
問い合わせは、「加圧&パーソナルトレーニングスタジオTEAM8」TEL03・6379・7188まで
「確かにトレーニングの結果が早く出ることに間違いはありません。3月から指導している女性は、1回45分の全身トレーニングを週2回、4カ月続けたところ体重で11.6キロ、体脂肪率で11.3%減らすことに成功しました」と並川さん。
ほかにも体重が現状維持のままなかなか減らなかった人が2−3カ月で約2キロ落ちるなど、加圧トレーニングを行ったほぼ全員が体重減に成功しているという。
腕や太ももの付け根を適切な圧力で締め、血流を制限することで運動効果を増幅する加圧トレーニング。成長ホルモンが、普通の運動に比べてより多く分泌されるため基礎代謝の高い、太りにくい体質に変わっていく。カロリー制限によるダイエットにありがちなリバウンドに悩まされることも少ないという。
「気になる部位をピンポイントで落とすこともできます」と並川さん。「TEAM8」では、一人一人の体質にあったプログラムによるマンツーマン指導が好評だという。
問い合わせは、「加圧&パーソナルトレーニングスタジオTEAM8」TEL03・6379・7188まで
厚労省の「平成20年人口動態」によれば、1年間で34万人以上ががんで亡くなっている。医学の進歩により、早期発見・早期治療により予後が良いがんもあるのだが、がんの初期段階は無症状のことが多い。また、多少の違和感があっても、忙しいと病院に行く時間がないということもある。結果として、進行したがんが見つかることが多い。
このような状況を打開すべく、日本がん医療の最高峰・国立がんセンター東病院が、今年10月から第2および第4日曜日に、新規患者の休日外来をスタートさせた(要予約)。
「若い人は検診率が低く、平日には病院を受診しにくい。症状が出たときには、進行していることが多いのです。早期発見と早期治療への道を開きたかった」と、同病院大腸骨盤外科・齋藤典男病棟部長はいう。
病院内には、がん治療のスペシャリストがズラリ。連日、患者の治療に追われる中、休日外来には問題点も多かった。しかし、1年前に齋藤部長がワーキンググループを立ち上げ、実現に向けて奔走したのである。
「大腸がんも、早期発見・治療ならば、早い時期(ステージ)の5年生存率は約95%で予後はいい。放置しておくと、進行して治療も難しくなってしまう。休日外来が早く気づくきっかけになればと思います」
こう話す齋藤部長が属する大腸骨盤外科は、直腸がんの治療を熱心に行っている。
かなり進行した直腸がんでは、肛門や膀胱などの他臓器をも含めた切除が必要となることも多い。だが、肛門や排尿および性機能を失うことは、患者のその後の生活に大きな影響を及ぼす。そのため、最先端の外科的研究を駆使した機能温存や臓器温存に取り組んでいる。
「東病院は臨床開発センターの位置づけもあり、将来的に標準治療となりえる新たな治療の確立に力を注いでいます」(齋藤部長)
肛門を残す「肛門括約筋部分温存術による究極的肛門温存手術」では、従来、人工肛門の適応だった人にも、肛門温存が可能になっている。治療実績はもちろん日本で第1位。直腸がんの約9割以上は、人工肛門を避けることが可能になっているそうだ。
「温存する治療を行った後に、再発しては意味がありません。それを防ぐ治療には、やはり研究と技術の構築が不可欠です。私たちは、そのために日々努力しています」(齋藤部長)
セカンドオピニオンの相談も多いことから、休日外来でも実施するという。日本トップの実力と実績で、患者の命を救うべく、今後も力を注ぎ続けることだろう。(安達純子)
【データ】2008年実績
★大腸がん手術380例
(内訳)
・結腸がん150例
・直腸がん230例
・究極的肛門温存術255件(2000年より現在までの累計)
★全病床数425床
〔住所〕〒277−8577 千葉県柏市柏の葉6ノ5ノ1 TEL04・7133・1111
このような状況を打開すべく、日本がん医療の最高峰・国立がんセンター東病院が、今年10月から第2および第4日曜日に、新規患者の休日外来をスタートさせた(要予約)。
「若い人は検診率が低く、平日には病院を受診しにくい。症状が出たときには、進行していることが多いのです。早期発見と早期治療への道を開きたかった」と、同病院大腸骨盤外科・齋藤典男病棟部長はいう。
病院内には、がん治療のスペシャリストがズラリ。連日、患者の治療に追われる中、休日外来には問題点も多かった。しかし、1年前に齋藤部長がワーキンググループを立ち上げ、実現に向けて奔走したのである。
「大腸がんも、早期発見・治療ならば、早い時期(ステージ)の5年生存率は約95%で予後はいい。放置しておくと、進行して治療も難しくなってしまう。休日外来が早く気づくきっかけになればと思います」
こう話す齋藤部長が属する大腸骨盤外科は、直腸がんの治療を熱心に行っている。
かなり進行した直腸がんでは、肛門や膀胱などの他臓器をも含めた切除が必要となることも多い。だが、肛門や排尿および性機能を失うことは、患者のその後の生活に大きな影響を及ぼす。そのため、最先端の外科的研究を駆使した機能温存や臓器温存に取り組んでいる。
「東病院は臨床開発センターの位置づけもあり、将来的に標準治療となりえる新たな治療の確立に力を注いでいます」(齋藤部長)
肛門を残す「肛門括約筋部分温存術による究極的肛門温存手術」では、従来、人工肛門の適応だった人にも、肛門温存が可能になっている。治療実績はもちろん日本で第1位。直腸がんの約9割以上は、人工肛門を避けることが可能になっているそうだ。
「温存する治療を行った後に、再発しては意味がありません。それを防ぐ治療には、やはり研究と技術の構築が不可欠です。私たちは、そのために日々努力しています」(齋藤部長)
セカンドオピニオンの相談も多いことから、休日外来でも実施するという。日本トップの実力と実績で、患者の命を救うべく、今後も力を注ぎ続けることだろう。(安達純子)
【データ】2008年実績
★大腸がん手術380例
(内訳)
・結腸がん150例
・直腸がん230例
・究極的肛門温存術255件(2000年より現在までの累計)
★全病床数425床
〔住所〕〒277−8577 千葉県柏市柏の葉6ノ5ノ1 TEL04・7133・1111
これから乾燥しがちな季節、抜け毛を最小限に抑えるためにも、頭皮に刺激を与えてあげましょう。毎日数分押圧するだけで血液循環の促進や、頭皮を元気にすることができます。
頭皮をほぐすことで新陳代謝を活発化させることができ、抜け毛を少なくさせることができます。偏頭痛や頭痛持ちの方にも、施術後はとっても気持ちがいいので、抜け毛以外でお悩みの方にもお勧めします。
今回は、押圧の方法も簡単ですので、暇を見つけてはやってみてください。
(1)軽く指先を曲げ、第一関節と第二関節の平の部分を背中に当てて、先ずは練習をしましょう。この背骨の両脇を中心に、背中全体を押すようにしてやると、かなり気持ちいいですよ。
(2)さあ、それでは頭皮に移ります。同じように、今度は頭のてっぺんから真後ろにずらすようにして、まっすぐに押圧しながら下ろしていきます。次に、また頭のてっぺんに戻して、そのまま少しずつ横にずらして同じように下まで押圧していきます。これを何べんも繰り返して、頭全体にいきわたるように押圧して下さい。
ただこれだけで頭全体が温まり、新陳代謝が良くなります。人によっては肩まで暖かくなり、楽になる人もいます。最低10分から15分程度は行うようにしてください。
■いせきみつお 横綱朝青龍、プロゴルファー丸山茂樹、ほか芸能人を多数施術などの個人トレーナー。「井関ボディバランス研究所」(千葉県木更津市)院長。1986年、カイロの研究を開始。独自のボディバランス理論を確立。施術相談は「カイロプラクティック匠輝(しょうき)&美容整体」(台東区浅草)TEL03・5808・0881
頭皮をほぐすことで新陳代謝を活発化させることができ、抜け毛を少なくさせることができます。偏頭痛や頭痛持ちの方にも、施術後はとっても気持ちがいいので、抜け毛以外でお悩みの方にもお勧めします。
今回は、押圧の方法も簡単ですので、暇を見つけてはやってみてください。
(1)軽く指先を曲げ、第一関節と第二関節の平の部分を背中に当てて、先ずは練習をしましょう。この背骨の両脇を中心に、背中全体を押すようにしてやると、かなり気持ちいいですよ。
(2)さあ、それでは頭皮に移ります。同じように、今度は頭のてっぺんから真後ろにずらすようにして、まっすぐに押圧しながら下ろしていきます。次に、また頭のてっぺんに戻して、そのまま少しずつ横にずらして同じように下まで押圧していきます。これを何べんも繰り返して、頭全体にいきわたるように押圧して下さい。
ただこれだけで頭全体が温まり、新陳代謝が良くなります。人によっては肩まで暖かくなり、楽になる人もいます。最低10分から15分程度は行うようにしてください。
■いせきみつお 横綱朝青龍、プロゴルファー丸山茂樹、ほか芸能人を多数施術などの個人トレーナー。「井関ボディバランス研究所」(千葉県木更津市)院長。1986年、カイロの研究を開始。独自のボディバランス理論を確立。施術相談は「カイロプラクティック匠輝(しょうき)&美容整体」(台東区浅草)TEL03・5808・0881
■12月は急性アルコール中毒が多い!
救急車で搬送されてくる急性アルコール中毒患者数(泥酔者数)を東京消防庁が公表しています。飲酒運転や死亡事故などのニュースが相次いだためか、ここ数年の搬送数は減少しつつありますが、毎年12月は搬送者数が多い傾向。また、土曜、金曜、日曜日の件数は他の曜日の2倍程度になっています。年齢により差がありますが全体的に女性よりも男性、年齢では20代が最も多いようです。
1年の中でも12月の金曜から週末にかけて、20代男性が多く搬送されてくることがわかります。急性アルコール中毒の症状と対処法について知っておきましょう。
■急性アルコール中毒になる飲酒量
体重70kgの人でも、アルコールが溶け込む体積は少なく見積もると35L。ビール1缶(5%、350mL)に含まれているアルコールの量は14gなので、ビール1缶が一気に血中に入ったとすると、アルコールの血中濃度は0.4mg/mL(40mg/dL)となります。呼吸を司る自律神経が麻痺するのはこの10倍に相当する4mg/mL(400mg/dL)とされています。つまり、140gのアルコールを一気に飲むと、急性アルコール中毒になる可能性が出てきます。
個人の体質や体調にもよりますが、 ビールと主なアルコール別に、急性アルコール中毒の危険が高くなる量を計算してみました。(体重70kgの場合)
*ビール(度数5%、350mL)……10缶
*ワイン(度数14%、1本750mL)……2本
*日本酒(度数15%、1合180mL)……7合(いわゆる一升酒は危険)
*焼酎(度数25%、1合180mL)……4合
*ウイスキー(度数40%※、水割りダブル45mL)……10杯(ボトル1本は危険)
※ウイスキーは銘柄によって度数に差がある
上記は体重70kgの人の場合ですが、体重50kgの場合、単純計算でそれぞれ50/70の量で危険な量になります。缶ビール(350mL)で7缶以上、ワインで7杯以上、焼酎で500mL以上、日本酒で5合以上、ウイスキーで水割りダブルを7杯以上で、急性アルコール中毒になる可能性が高まるのです。
■急性アルコール中毒の症状・注意
アルコールの主な作用は神経系の麻痺。運動の調節ができなくなるため、酔いが進むと、呂律が回らなくなる、足下がふらつくなどの症状が出ます。急性アルコール中毒のレベルになると、ふらつきだけでなく自力で立てないほどの運動障害を起こしたり、昏睡状態になることもあり、最悪の場合は呼吸停止(呼吸不全)や急性心不全が起きます。いずれにせよ脳に血液が行かない状態になるため、蘇生しても重篤な後遺症が残る例が報告されています。
しかし、急性アルコール中毒で怖いのはこれらの本格的な中毒症状だけではありません。飲酒後の直接の死因は、転倒や嘔吐による窒息がほとんど。
急性アルコール中毒の前の状態でも、足下がふらついて転倒したり階段から転落することで、手の骨折や顔面挫傷、前歯の損傷などで医療機関を受診する人は少なくありません。特に酔った状態の階段は危険で、転落による頭蓋骨骨折で運ばれてくる人もいます。転倒の危険は、急性アルコール中毒を起こす半分程度の血中濃度で高まります。上に計算した半分程度の飲酒量に抑えないといけないということです。
体重の分のg相当、70kgの人だと70gのアルコール量、缶ビールならば5缶程度で抑えましょう。この量なら、翌朝にはアルコールが分解されている計算となります。
■急性アルコール中毒の対処法・アルコールハラスメント対策
急性アルコール中毒になった場合、自力で対処することはできません。同席している人は上述した症状が出た場合はとにかく早急に救急車を呼び、適切な治療を受けさせましょう。
また、急性アルコール中毒は自殺企図のための大量飲酒を除くと、自ら進んで飲むケースはほとんどありません。いわゆる一気飲みを強要する「アルコールハラスメント(アルハラ)」によって起きています。アルコールが体に吸収されるまでには30分程度かかるため、一気に大量飲酒しても吸収されるまではアルコールによる薬理作用はわからず、周りも大丈夫と判断を誤ってしまうことが多いようです。アルコールが吸収されると血中濃度が一気に上昇して急性アルコール中毒が起きてしまいます。一気飲みの強制は危険だということを知り、強制しない・自分でも無理をしすぎないことが大切です。
救急車で搬送されてくる急性アルコール中毒患者数(泥酔者数)を東京消防庁が公表しています。飲酒運転や死亡事故などのニュースが相次いだためか、ここ数年の搬送数は減少しつつありますが、毎年12月は搬送者数が多い傾向。また、土曜、金曜、日曜日の件数は他の曜日の2倍程度になっています。年齢により差がありますが全体的に女性よりも男性、年齢では20代が最も多いようです。
1年の中でも12月の金曜から週末にかけて、20代男性が多く搬送されてくることがわかります。急性アルコール中毒の症状と対処法について知っておきましょう。
■急性アルコール中毒になる飲酒量
体重70kgの人でも、アルコールが溶け込む体積は少なく見積もると35L。ビール1缶(5%、350mL)に含まれているアルコールの量は14gなので、ビール1缶が一気に血中に入ったとすると、アルコールの血中濃度は0.4mg/mL(40mg/dL)となります。呼吸を司る自律神経が麻痺するのはこの10倍に相当する4mg/mL(400mg/dL)とされています。つまり、140gのアルコールを一気に飲むと、急性アルコール中毒になる可能性が出てきます。
個人の体質や体調にもよりますが、 ビールと主なアルコール別に、急性アルコール中毒の危険が高くなる量を計算してみました。(体重70kgの場合)
*ビール(度数5%、350mL)……10缶
*ワイン(度数14%、1本750mL)……2本
*日本酒(度数15%、1合180mL)……7合(いわゆる一升酒は危険)
*焼酎(度数25%、1合180mL)……4合
*ウイスキー(度数40%※、水割りダブル45mL)……10杯(ボトル1本は危険)
※ウイスキーは銘柄によって度数に差がある
上記は体重70kgの人の場合ですが、体重50kgの場合、単純計算でそれぞれ50/70の量で危険な量になります。缶ビール(350mL)で7缶以上、ワインで7杯以上、焼酎で500mL以上、日本酒で5合以上、ウイスキーで水割りダブルを7杯以上で、急性アルコール中毒になる可能性が高まるのです。
■急性アルコール中毒の症状・注意
アルコールの主な作用は神経系の麻痺。運動の調節ができなくなるため、酔いが進むと、呂律が回らなくなる、足下がふらつくなどの症状が出ます。急性アルコール中毒のレベルになると、ふらつきだけでなく自力で立てないほどの運動障害を起こしたり、昏睡状態になることもあり、最悪の場合は呼吸停止(呼吸不全)や急性心不全が起きます。いずれにせよ脳に血液が行かない状態になるため、蘇生しても重篤な後遺症が残る例が報告されています。
しかし、急性アルコール中毒で怖いのはこれらの本格的な中毒症状だけではありません。飲酒後の直接の死因は、転倒や嘔吐による窒息がほとんど。
急性アルコール中毒の前の状態でも、足下がふらついて転倒したり階段から転落することで、手の骨折や顔面挫傷、前歯の損傷などで医療機関を受診する人は少なくありません。特に酔った状態の階段は危険で、転落による頭蓋骨骨折で運ばれてくる人もいます。転倒の危険は、急性アルコール中毒を起こす半分程度の血中濃度で高まります。上に計算した半分程度の飲酒量に抑えないといけないということです。
体重の分のg相当、70kgの人だと70gのアルコール量、缶ビールならば5缶程度で抑えましょう。この量なら、翌朝にはアルコールが分解されている計算となります。
■急性アルコール中毒の対処法・アルコールハラスメント対策
急性アルコール中毒になった場合、自力で対処することはできません。同席している人は上述した症状が出た場合はとにかく早急に救急車を呼び、適切な治療を受けさせましょう。
また、急性アルコール中毒は自殺企図のための大量飲酒を除くと、自ら進んで飲むケースはほとんどありません。いわゆる一気飲みを強要する「アルコールハラスメント(アルハラ)」によって起きています。アルコールが体に吸収されるまでには30分程度かかるため、一気に大量飲酒しても吸収されるまではアルコールによる薬理作用はわからず、周りも大丈夫と判断を誤ってしまうことが多いようです。アルコールが吸収されると血中濃度が一気に上昇して急性アルコール中毒が起きてしまいます。一気飲みの強制は危険だということを知り、強制しない・自分でも無理をしすぎないことが大切です。



